メコンで日本語を学び始めた頃のことは、今でも昨日のことのように思い出します。特に、面接に合格してから出発までの「待ち時間」は、他の学生よりもずっと長く感じられ、正直「私は本当に日本に行けるのか?」と冷や冷やしたものです。
しかし、そんな不安な私を学校は決して見捨てませんでした。手続きのサポートはもちろん、少しでも収入の足しになるようにとアルバイトの機会まで提供してくれたのです。あの時の学校側の温かい配慮には、本当に感謝しかありません。
特に忘れられないのが、授業の前の早朝に「バインミー」を売っていた数ヶ月間です。眠い目をこすりながら、必死にパンを焼いてお客さんに呼びかけた経験は、今となっては最高に笑える面白い思い出です。日本語の文法よりも先に「いらっしゃいませ!」とパンを売る技術が上達してしまったかもしれません(笑)。
今、日本でこうして充実した日々を送れているのは、あの待ち時間に焦らず、メコンで学び、そしてバインミーを売って粘り強く頑張ったおかげです。振り返れば、すべてが今の私を形作る大切なピース。メコンの皆さん、あの時は本当にお世話になりました!そして、日本で毎日頑張っている自分に、これからも「美味しいバインミー」のような笑顔を忘れず、突き進んでいきたいと思います。