16.己を越えて

   日本での日々は、私にとって人生を大きく飛躍させるための挑戦の連続でした。若き青年の多感な時期を、異国の地で過ごす決断。それは決して平坦な道のりではありませんでした。

Anh bai viet so 16

    当初は現場での過酷な肉体労働から始まりました。疲れ果てた体を引きずりながらも、私を突き動かしていたのは「成長したい」という強い意志です。特に、日々の仕事の合間を縫って「人間」としての知識と日本語を磨き続けた「MANABI外語学院」での時間は、今の私の礎となっています。仕事の疲労と勉学の両立は想像以上に厳しいものでしたが、妥協することなく努力を積み重ねたことが、今の私という存在を形作りました。

   この経験を通じ、私は「あきらめなければ道は拓ける」ということを学びました。労働の現場で培った泥臭い粘り強さと、教室で学んだ知見が結びつき、今の自分に自信を持つことができています。

   青春の貴重な時間を、後悔することなく全て成長の糧に変えることができました。これからも、この日本で培ったタフさと知識を胸に、どんな困難にも立ち向かっていきます。

   自分を信じ、前を向いて歩み続けること。それが、私がこの日本で手に入れた最大の成果です。